「コーキング」の打ち替えは大事な作業です
サイディング素材の外壁は、ボードとボードをつなぎ合わせてありますが、そのつなぎ目は、コーキング(=シーリング)というゴム状の柔らかい物質で覆われています。
このコーキング部分は、年数が経つとどうしても劣化して固くなります。
輪ゴムが日光にさらされると弱くなってしまのと同じです。
手で触ってみて固くなっていたら、寿命が近い証拠です。
通常は、外壁の塗り替えと同時に行えばよいのですが、まれに、劣化がはやいケースがあります。
そうした場合は、コーキングだけやり直す必要があります。
コーキング専門の業者もありますが、私どものような塗装専門店でも対応可能です。
コーキングの方法には2種類あって、一つ目は「増し打ち」といい、既存のコーキングの上にかぶせる方法です。
二つ目は「打ち替え」といい、既存の物を撤去して新しく打ち直す方法です。
後者の方が予算は上がりますが、外壁にとっては間違えのない確実な方法です。
ただし、サッシまわりは、コーキングを取ってしまうと壁やサッシを傷めてしまうので、増し打ちの方がよい場合もあります。
「コーキング」が見積書に入っているかどうか、さらに上記のどちらの作業が選択されているか、必ず確認しましょう。だいたい10万~20万円くらいの作業ですが、打ち替えは増し打ちの2倍ほどの額になります。
予算はかかりますが、建物にとっては非常に重要な作業です。見積もり総額が安い場合、抜けている可能性もありますので、ご注意ください。